株価が急落すると、誰でも不安になります。しかし暴落時の対応を誤ると、長期的な資産形成に大きなダメージを与えます。コロナショック・リーマンショックの両方を経験した筆者の経験談とともに解説します。
過去の主な相場暴落と回復期間
| 暴落イベント | 最大下落率 | 回復にかかった期間 |
|---|---|---|
| リーマンショック(2008) | 約▲57% | 約5年(S&P500) |
| コロナショック(2020) | 約▲34% | 約5ヶ月(史上最速回復) |
| ITバブル崩壊(2000) | 約▲49% | 約7年 |
| ブラックマンデー(1987) | 約▲34% | 約2年 |
歴史を見ると、世界経済が続く限り株式市場は必ず回復してきました。暴落は「終わり」ではなく「過程」です。
暴落時にやってはいけないこと
❌ 狼狽売り(パニック売り)
これが最も多い失敗です。株価が急落すると「これ以上下がる前に売ろう」と感情的になりがちですが、底値で売ることで損失を確定させてしまいます。
❌ SNSのパニック情報を鵜呑みにする
暴落時はSNSに「世界経済崩壊」「もう終わり」という極端な意見が溢れます。これらの多くは感情的・短期的な視点からの発言です。
❌ 積立を止める
暴落時こそ「ドルコスト平均法」が最も機能するタイミングです。安い時期に多くの口数を購入できます。積立を止めるのは最悪の選択です。
❌ レバレッジ(信用取引)で「一発逆転」を狙う
暴落後の反発を狙ってレバレッジをかけることは、さらなる損失リスクを伴います。初心者が手を出すべきではありません。
暴落時に取るべき行動
✅ 何もしない(ホールド)
最もシンプルで効果的な対応です。長期インデックス投資家にとって、暴落は「一時的な値下がり」に過ぎません。
✅ 積立を継続、余裕があれば追加投資
筆者はコロナショック時(2020年3月〜4月)に積立を継続しつつ、余裕資金で追加投資しました。その後の急回復で大きな利益を得ることができました。
✅ ポートフォリオの見直し
暴落時は自分のリスク許容度を確認する良い機会です。「このくらいの下落で眠れなくなる」と感じたなら、資産配分を見直すサインです。
✅ キャッシュポジションを確認する
緊急予備費は別に確保できているか確認します。投資用資金のキャッシュポジション(現金比率)が低ければ、割安な時期に買い増しできます。
筆者のコロナショック体験談
2020年3月、コロナショックでポートフォリオが約30%下落しました。当時の含み損は数百万円規模。正直かなり焦りましたが、「積立を継続・ホールド・余力で追加」という3原則を守りました。
結果、2020年末には暴落前の水準を回復し、2021年にはさらに大きく上昇。あの時売らなかったことが、今の資産形成の大きな礎になっています。
まとめ
暴落時の正解は「何もしない」or「淡々と継続・追加する」です。感情に任せた行動が最大の敵です。長期投資家にとって暴落は「脅威」ではなく「チャンス」と捉えましょう。
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