2020年3月19日、私の証券口座はあの数字を表示していました。「-312,000円」。
コロナショックで日経平均が1ヶ月で35%下落した日々、私が学んだことを正直に書きます。あのとき正しい判断ができていたら、今頃どれだけ資産が増えていたか。苦い経験だからこそ、同じ轍を踏む人を減らしたくて書きます。
コロナショックで私が犯した3つの失敗
失敗①:パニック売り
2020年2月末から相場が崩れ始め、「これはリーマン・ショック以上になるかもしれない」と思い、保有していた個別株を次々と売りました。損切りの判断は正しかったかもしれませんが、問題はその後です。
3月の底値近辺で全売却→その後の爆上がりに乗れなかったのです。怖くて買い戻せなかった。「まだ下がるかもしれない」という心理が邪魔をして、結局2020年末まで様子見を続けました。その間、日経平均は約70%上昇しました。
失敗②:個別銘柄への集中投資
当時保有していたのは、飲食・観光・航空関連株でした。「需要が戻れば確実に上がる」という読みが、完全に外れました。緊急事態宣言の延長が続き、業績回復が大きく遅れたからです。
個別銘柄への集中投資は、予測が外れたときのダメージが甚大です。この経験から、インデックス投資への転換を決めました。
失敗③:生活防衛資金の不足
「この資金はもし必要になったら使えばいい」という考えで投資していた資金が、実際に目減りしたとき、精神的な動揺が大きかったです。投資は「使わなくていいお金」でやるべきだと痛感しました。
コロナショックから学んだ投資原則
原則1:予測しない
「コロナがここまで長引くとは思わなかった」「ワクチンがこんなに早く開発されるとは」——相場は常に予測を裏切ります。だから今の私は、予測に基づいた投資をやめました。
毎月一定額を積み立て続ける「機械的な投資」が最強です。下落しても気にしない。上昇しても追加で買わない。淡々と続けるだけ。
原則2:時間を味方にする
コロナショックで学んだ最大の教訓は、「長期投資は結局どんな暴落も乗り越える」という事実です。2020年3月の底値から日経平均は約3.5倍に上昇しました(2024年時点)。あの最悪のタイミングで買い続けた人が、最終的に大きな利益を得ています。
原則3:感情を排除する仕組みを作る
今は毎月1日に証券口座から自動引き落としで積み立て投資信託を購入する設定にしています。「今月は相場が怖いから止めよう」という選択肢を、仕組みで封じているのです。
今の私の投資スタイル
- 積み立てNISA(つみたて枠):月5万円 → eMAXIS Slim 全世界株式
- 積み立てNISA(成長枠):月2万円 → eMAXIS Slim S&P500
- 仮想通貨(BTC):月5,000円 → 少額でリスク分散
個別銘柄は一切やめました。予測が必要な投資は、私には向いていないと悟ったからです。
まとめ——失敗から学んだ「生き残る投資術」
コロナショックは、私の投資哲学を根本から変えた出来事でした。「どんな相場でも生き残る」ために必要なのは:
- 予測をやめて、インデックスに乗る
- 生活防衛資金を確保してから投資する
- 積み立ての仕組みを作って、感情を排除する
市場は長期的には必ず成長します。その恩恵を受けるには、暴落時に逃げないことが唯一の条件です。
ゆうき:30代IT系会社員・投資歴6年。コロナショックの失敗から積み立て投資に転換し、2023年11月から資産推移を毎月公開中。