「日本株か、米国株か」——NISAで投資を始める人が最初に迷う問いです。投資歴6年の私が実際に両方を運用した経験から、比較・解説します。結論から言うと、私は「全世界株式」を選択しましたが、その理由を理解することが重要です。
日本株ETF:身近だけどリスクも身近
日本株ETFの最大のメリットは為替リスクがないことです。円安・円高の影響を受けないため、初心者でも理解しやすい値動きです。また、日本の経済ニュースを見ながら運用できるという点で、自分の投資に実感が持ちやすいです。
ただし、長期的なリターンでは、米国株や全世界株に劣る傾向があります。「失われた30年」と呼ばれるように、日本株は長期低迷の歴史があります。2024年に日経平均が史上最高値を更新しましたが、持続性については議論があります。
米国株ETF:20年で世界最強の実績
S&P500は年平均約10%のリターンを記録してきました(過去20年・配当込み)。GAFAMをはじめとする世界的な企業が含まれており、「世界経済の成長に乗る」という投資です。
ただし、円安が進むとリターンが増え、円高になると目減りする為替リスクがあります。また米国一国への集中投資というリスクもあります。
3つのETFを比較する
| 比較 | 日本株 | 米国株(S&P500) | 全世界株(オルカン) |
|---|---|---|---|
| 主な構成 | 東証上場企業 | 米国大型500社 | 世界47カ国約3,000銘柄 |
| 長期リターン(年率) | 約2〜3%(過去20年) | 約10%(過去20年) | 約8〜9%(過去20年) |
| 為替リスク | なし | あり(ドル円) | あり(複数通貨) |
| 信託報酬(最安) | 0.143%〜 | 0.077%〜 | 0.05775%〜 |
全世界株ETF:私が最終的に選んだ理由
全世界株は米国比率が約60%を占めるため、実質的にS&P500に近い動きをします。それでいて、インドや新興国の成長も取り込めるため、「米国一強が終わった時代」にも対応できます。
私の実際の運用配分
- NISA つみたて枠(月5万円):eMAXIS Slim 全世界株式 100%
- NISA 成長投資枠(月2万円):eMAXIS Slim S&P500 100%
どれを選べばいいか——タイプ別の結論
- 投資初心者:全世界株(オルカン)一択。考えることが最小限。
- 米国経済が好きな人:S&P500がシンプルでリターンも高水準。
- 日本経済を応援したい人:日本株ETF+全世界株の組み合わせ。
- リスクを最小化したい人:全世界株のみ。米国株より分散効果が高い。
正直なところ、「オルカン」か「S&P500」かの違いはそこまで大きくありません。どちらを選んでも「長期間続ける」ことの方がはるかに重要です。
ゆうき:30代IT系会社員・投資歴6年。現在も日米株ETFを積み立て継続中。毎月の資産推移はプロフィールページから確認できます。