高配当ETFを始めたいけど、どれを選べばいいか分からない。そんな悩みを持つ方は多いです。私も投資を始めたころ、ETFの種類の多さに圧倒されて、何ヶ月も口座開設したまま放置していました。
この記事では、高配当ETFの始め方を具体的な手順で解説します。最初の1本を選ぶ基準から、実際の買い方、よくある失敗まで、私の実体験をもとにお伝えします。読み終わるころには、自分に合った1本を選んで買付できる状態になっているはずです。
結論:高配当ETFの始め方3ステップ
高配当ETFの始め方は、以下の3ステップで進めるのがシンプルです。
- 証券口座を開設する(NISA口座も同時申込推奨)
- 投資地域を決める(国内・米国・全世界のどれか)
- 1本に絞って少額から買い始める(最初は1万円程度でOK)
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは小さく始めて、配当を受け取る体験をすることが大切です。
高配当ETFの基礎知識
高配当ETFとは、配当利回りの高い銘柄を複数集めたパッケージ商品です。ETF(上場投資信託)は株式市場で売買できる投資信託で、1本買うだけで数十〜数百の企業に分散投資できます。
通常の個別株は1社に投資するため、その会社が不祥事を起こすと大きく損をします。しかし高配当ETFなら、自動的に複数企業に分散されるため、1社の影響を抑えられるんです。
配当金は企業が出した利益の一部を株主に還元するお金です。高配当ETFを保有していると、年に数回この配当金が証券口座に入金されます。定期的にお金が入ってくる感覚は、株価変動の不安を和らげてくれるでしょう。
ただし「高配当」という言葉に釣られて飛びつくのは危険です。配当利回りが異常に高いものは、株価が暴落している可能性があります。利回り3〜5%程度を目安に考えるのが現実的です。
高配当ETFを始めるための具体的な手順
ステップ1:証券口座を開設する
高配当ETFを買うには証券口座が必要です。ネット証券なら口座開設は無料で、スマホから10分程度で申し込めます。
おすすめは楽天証券・SBI証券・マネックス証券のいずれかです。ETFの取扱数が多く、手数料も安いからです。NISA口座も同時に申し込んでおくと、配当金や売却益が非課税になるメリットがあります。
口座開設には本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)が必要です。審査には数日〜1週間程度かかるので、早めに申し込んでおきましょう。
ステップ2:投資地域を決める
高配当ETFは投資する地域によって特徴が異なります。最初は以下の3つから選ぶのが分かりやすいです。
| 投資地域 | メリット | デメリット | 代表的なETF例 |
|---|---|---|---|
| 日本株 | 為替リスクなし・身近な企業 | 成長性は限定的 | 日経高配当株50ETF |
| 米国株 | 世界最大の市場・連続増配企業多い | 為替リスクあり | VYM・HDV・SPYD |
| 全世界 | 最大限の分散効果 | 配当利回りは控えめ | VT(高配当特化ではない) |
私は最初、日本株ETFを選びました。円で買えて為替を気にしなくていいからです。しかし慣れてくると、米国の連続増配企業の力強さに惹かれて、今は米国ETFをメインにしています。
初心者の方には、まず日本株ETFで配当を受け取る体験をして、慣れたら米国株ETFに挑戦するルートをおすすめします。
ステップ3:具体的な銘柄を1本に絞る
投資地域を決めたら、その中から1本に絞ります。最初から複数買う必要はありません。
日本株ETFを選ぶ場合は以下の点を確認します。
- 配当利回りが3〜4%程度あるか
- 構成銘柄に馴染みのある大企業が入っているか
- 純資産総額が100億円以上あるか(流動性の目安)
米国株ETFを選ぶ場合は以下が人気です。
- VYM:約400銘柄に分散、安定重視
- HDV:約75銘柄、財務健全性重視
- SPYD:約80銘柄、利回り最優先
私が最初に買ったのはVYMでした。銘柄数が多くて分散が効いているので、初心者でも安心感があったからです。
ステップ4:買付金額を決める
最初は1万円〜3万円程度の少額から始めましょう。高配当ETFは長期保有が前提なので、少額で始めて感覚をつかむことが大切です。
日本株ETFは1口数千円から買えるものが多いです。米国株ETFは1口100ドル前後(約1万5千円)が目安ですが、証券会社によっては1口未満の金額指定買付もできます。
いきなり大金を投じると、株価が下がったときに狼狽売りしてしまいます。私もコロナショック時に10万円分が7万円に減って、怖くなって売ってしまった経験があるんです。
ステップ5:定期的に買い増す仕組みを作る
1回買って終わりではなく、毎月少しずつ買い増す仕組みを作ると続けやすいです。証券会社の「積立設定」を使えば、毎月自動で買付してくれます。
金額は月5千円でも1万円でも構いません。大切なのは続けることです。市場が上がろうが下がろうが、機械的に買い続ける習慣をつけましょう。
ドルコスト平均法(定額買付)なら、高値で買いすぎるリスクを抑えられます。タイミングを計ろうとすると、結局買えずに終わることが多いんです。
私が高配当ETFを始めたときの実体験
私が高配当ETFを始めたのは投資3年目のときです。それまで個別株を買っていましたが、値動きが気になって仕事に集中できない日々が続いていました。
最初に買ったのは日本株の高配当ETFでした。証券口座は開設していたものの、どれを選べばいいか分からず3ヶ月も放置していました。結局、配当利回りランキングの上位にあった銘柄を1万円分だけ買ってみたんです。
初めて配当金が入金されたときは感動しました。たった200円程度でしたが、何もしなくてもお金が入ってくる体験は新鮮でした。
その後、米国株ETFのVYMも買い始めました。しかし最初は為替手数料の存在を知らず、無駄なコストを払っていました。円をドルに両替するときに手数料がかかることを、後から知ったのです。
また、配当金を再投資せずに使ってしまったのも失敗でした。少額だからと気軽に使っていましたが、複利効果を活かせばもっと増やせたはずです。今は配当金が出たら自動で再投資する設定にしています。
完璧を目指すより、まず始めてみて、失敗から学ぶほうが早く成長できます。
高配当ETFを始めるときの注意点3つ
注意点1:配当利回りだけで選ばない
配当利回りが高ければいいわけではありません。利回りが異常に高い場合、株価が暴落している可能性があります。
利回りは「年間配当金÷株価」で計算されます。株価が半分になれば、配当金が同じでも利回りは2倍に見えるんです。しかし実際は企業業績が悪化していて、今後減配(配当金を減らすこと)するリスクがあります。
配当利回りだけでなく、構成銘柄の業種バランスや、過去の配当推移も確認しましょう。
注意点2:為替リスクを理解する
米国株ETFを買う場合、為替リスクがあります。円安になれば円換算の資産は増えますが、円高になれば減ります。
私は1ドル110円のときに買ったVYMを、1ドル105円のときに見て「損してる」と焦ったことがあります。しかし長期で見れば為替は上下するので、気にしすぎない姿勢も大切です。
為替が怖い方は、最初は日本株ETFから始めるのが無難でしょう。
注意点3:分配金の税金を忘れない
高配当ETFの配当金(分配金)には約20%の税金がかかります。利回り4%と書いてあっても、手取りは約3.2%です。
ただしNISA口座で買えば、配当金も非課税になります。年間投資枠には限りがありますが、高配当ETFを買うならNISA口座を優先的に使いましょう。
米国株ETFの場合、米国で10%課税された後、日本でも約20%課税されます(外国税額控除を使えば一部取り戻せます)。この二重課税も理解しておく必要があります。
❓ よくある質問
Q1. 高配当ETFと個別株、どちらから始めるべきですか?
A. 初心者なら高配当ETFから始めるのがおすすめです。個別株は1社に集中投資するため、企業分析のスキルが必要です。一方ETFなら自動的に分散されるので、知識が少なくてもリスクを抑えられます。慣れてから個別株に挑戦しても遅くありません。
Q2. 高配当ETFは毎月買うべきですか?それとも一括で買うべきですか?
A. 毎月コツコツ買うのがおすすめです。一括投資は高値掴みのリスクがあります。毎月定額で買うドルコスト平均法なら、高値も安値も平均化できます。特に初心者は、一度に大金を投じて値下がりすると、精神的に耐えられず売ってしまいがちです。少額から始めましょう。
Q3. 高配当ETFの配当金はどうすればいいですか?再投資すべきですか?
A. 再投資するのが効率的です。配当金を使ってしまうと複利効果が得られません。証券会社の「配当金再投資設定」を使えば、自動的に同じETFを買い増してくれます。ただし生活費の足しにしたい場合は、使っても構いません。目的に応じて判断しましょう。
関連記事はこちら
- 新NISA成長投資枠の使い方|つみたて枠との使い分けを実体験で解説
- 日本株ETF vs 米国株ETF vs 全世界株ETF:30代会社員の比較と選び方
- コロナショックから学んだ教訓:「予測しない投資」に転換した理由
📌 まとめ
高配当ETFの始め方は、証券口座開設→投資地域を決める→1本に絞って少額から買う、の3ステップです。最初から完璧を目指さず、まず1万円程度で始めてみましょう。配当金を受け取る体験をすれば、投資が身近に感じられます。投資は自己責任で、無理のない範囲で続けてください。
📊 「実際どう運用してるの?」はnoteで公開しています
この記事が「ニュースの背景・なぜ動いたか」なら、noteは「そのとき自分はどう考え、どう動いたか」。
30代IT系会社員の個人投資家「ゆうき」が、毎朝の相場から一つの気づきを深掘りするコラムと、月次ポートフォリオの実数字全公開を続けています(全文無料)。
→ ゆうきの相場コラム(note)
🐦 Xでフォロー → @dsk810xx|相場速報を毎朝お届けします
💡 この記事が役に立ったら、ぜひ ブックマーク して繰り返し読み返してください!

コメント