新NISA つみたて枠は何を買う?|6年目投資家が実際に選んだ最初の1本

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新NISA つみたて枠で何を買うか、証券口座を開いたはいいけど商品が200本以上あって選べない。そんな悩みを抱えていませんか?私も投資を始めた当初、ファンド名を見ても違いが全く分からず、1週間以上迷った経験があります。

この記事では、最初の1本をどう選ぶか、そして迷ったときに使える絞り込み基準を、私の実体験と失敗談をもとに解説します。

結論:最初の1本の選び方と絞り込み基準

新NISA つみたて枠で何を買うか迷ったら、以下の基準で絞り込んでください。

  • 最初の1本は「全世界株式」または「S&P500」の低コストインデックスファンドから選ぶ
  • 信託報酬0.2%以下、純資産総額1,000億円以上を目安に絞る
  • 米国集中か分散かは「暴落時にどちらなら耐えられるか」で決める

この3つの基準を使えば、200本以上ある選択肢を3〜5本程度まで絞れます。

つみたて枠の基礎知識:買えるのは金融庁の基準を満たした商品だけ

新NISA つみたて枠で何を買うか考える前に、前提を整理しておきます。

つみたて枠で購入できるのは、金融庁が定めた基準を満たした投資信託(ファンド)のみです。販売手数料ゼロ(ノーロード)、信託報酬が一定以下、長期・分散投資に適していること。この条件があるため、ある程度は安心できる商品に絞られています。

2024年時点で対象商品は約280本。ただし証券会社によって取扱い数は異なり、ネット証券大手なら200本以上、銀行だと20〜30本程度です。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

つみたて枠で買える商品は大きく2種類に分かれます。

インデックスファンドは、日経平均やS&P500など特定の指数(インデックス)に連動することを目指すファンドです。運用コストが低く、信託報酬は年0.1〜0.2%程度に抑えられています。

アクティブファンドは、プロが銘柄を選んで指数を上回る成績を目指すファンド。信託報酬は年1%前後とインデックスより高めですが、必ずしも指数を上回れるわけではありません。

長期の積立投資では、コストの差が複利で効いてきます。だからインデックスファンドが基本と考えて問題ありません。

新NISA つみたて枠で何を買うか:3ステップの絞り込み方法

ここから具体的な選び方を、私が実際に使った手順で説明します。

ステップ1:投資対象の地域で大きく絞る

最初の絞り込みは「どの地域の株式に投資するか」です。選択肢は大きく3つあります。

投資対象 特徴 代表的な指数
全世界株式 先進国・新興国すべてに分散 MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)
先進国株式 米国・欧州・日本など先進国のみ MSCI コクサイ・インデックス
米国株式 米国市場のみ S&P500、CRSP USトータル・マーケット

この中で初心者が選びやすいのは全世界株式と**米国株式(S&P500)**の2つです。

全世界株式は文字通り世界中に分散するので「地域を選ぶ判断を市場に任せられる」のが利点。一方、S&P500は米国の主要500社で構成されており、過去の実績では全世界株式を上回るリターンを出してきました。

私が最初に選んだのは全世界株式でした。理由は単純で「どの国が伸びるか分からないから、全部買っておけば間違いない」と考えたからです。

ステップ2:信託報酬と純資産総額で絞る

投資対象を決めたら、次は具体的な商品の絞り込みです。ここで見るのは2つの数字になります。

信託報酬は、ファンドを保有している間ずっとかかる運用コスト。年率で表示され、0.1%なら100万円の投資に対して年1,000円かかる計算です。

新NISA つみたて枠で何を買うか考えるとき、この信託報酬は最重要ポイントになります。同じ指数に連動するファンドなら、成績はほぼ同じになるので、コストが低い方が有利だからです。

目安は0.2%以下。全世界株式なら0.05〜0.12%、S&P500なら0.09〜0.15%程度の商品があります。

純資産総額は、そのファンドに集まっている資金の総額です。1,000億円以上あれば運用が安定しやすく、償還(運用終了)のリスクも低くなります。

人気の高い商品なら5,000億円、1兆円を超えるものもあります。

ステップ3:残った候補から「気持ちが続く方」を選ぶ

ここまでで候補は3〜5本程度に絞られているはずです。

最後の判断基準は、データではなく「暴落時に自分がどう感じるか」になります。

全世界株式とS&P500を比較すると、過去10年のリターンはS&P500の方が高い傾向にありました。ただしこれは米国市場が好調だった期間の結果であり、今後もそうとは限りません。

もし米国が失速したとき、S&P500を持っている人は「全世界にしておけばよかった」と後悔するかもしれない。逆に全世界株式を持っている人は「米国の方が伸びてるのに」と焦るかもしれません。

どちらの後悔なら耐えられるか。これが最後の判断軸です。

私は「米国だけに賭けて外れたら立ち直れない」と感じたので、全世界株式を選びました。リターンは少し劣るかもしれないけれど、精神的に続けやすい方を優先したのです。

私の実体験:最初に選んだ1本と、その後の変化

私が新NISA つみたて枠で何を買うか決めたのは、投資を始めて3週間後でした。

最初に選んだのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。信託報酬0.05775%、純資産総額は当時すでに3,000億円を超えていて、ネット上の評判も良かったからです。

月3万円の積立を2年間続けましたが、途中で一度だけ変更を考えました。コロナショックで株価が暴落したときです。

2020年3月、世界中の株価が急落し、私の資産も30%近く減りました。そのとき、全世界株式を持っていて本当によかったと思ったんです。もしS&P500だけだったら「米国終わった」とパニックになっていたかもしれません。

「どの国も下がってる。でも世界経済は続く」と思えたから、狼狽売りせずに済みました。

ただ、その後の回復局面では米国株の戻りが早く、S&P500を持っている人の資産が先に回復していくのを見て、少し焦りました。「やっぱり米国にしておけば」と思った時期もあります。

結局、私は全世界株式を続けています。理由は「暴落時に耐えられた実績があるから」。この判断基準は、データよりも自分の感情を重視した結果です。

よくある失敗:新NISA つみたて枠で何を買うか迷いすぎる人の3パターン

失敗1:情報を集めすぎて決められなくなる

ネットで「新NISA つみたて枠 何を買う」と調べると、様々な意見が出てきます。「S&P500一択」「いや全世界が安全」「新興国も入れるべき」など、主張はバラバラです。

情報を集めるほど迷いが深まり、結局何も買えないまま時間が過ぎる。これが一番もったいないパターンです。

投資は「完璧な選択」より「早く始めること」の方が大事なんです。月3万円を1年間タンスに置いておくより、とりあえず全世界株式かS&P500を買って運用を始めた方が、長期的には有利になる可能性が高いからです。

失敗2:利回りランキング上位の商品を選んでしまう

証券会社のサイトには「過去1年リターンランキング」などが表示されています。これを見て上位の商品を選ぶのは危険です。

過去の成績が良かった商品は、たまたまその期間に相性の良い相場だっただけかもしれません。特定のテーマ型ファンド(ロボット、AI、クリーンエネルギーなど)は、ブームが去ると大きく下がることもあります。

つみたて枠は長期投資が前提です。短期の成績ではなく、長期で安定したインデックスファンドを選ぶべきです。

失敗3:複数の似たファンドを少しずつ買ってしまう

「分散が大事」と聞いて、全世界株式、S&P500、先進国株式を少しずつ買う人がいます。一見リスク分散に見えますが、これらは投資先が重複しているため、分散効果はほとんどありません。

全世界株式の約60%は米国株で構成されています。ここにS&P500を追加しても、結局「米国株の比率を上げただけ」になるんです。

最初の1本は1つに絞り、それを続けてから、必要に応じて追加を考える方がシンプルです。

❓ よくある質問

Q1. 全世界株式とS&P500、結局どっちがいいですか?

どちらが正解ということはありません。過去のリターンはS&P500が上回る期間が多かったですが、今後もそうとは限りません。「米国が伸びると思うならS&P500、予測できないなら全世界」という考え方でいいと思います。私は予測に自信がなかったので全世界を選びました。

Q2. 信託報酬の差が0.05%と0.1%なら、どれくらい違いますか?

100万円を年利5%で20年運用した場合、信託報酬0.05%なら最終資産は約257万円、0.1%なら約252万円です。差は約5万円。小さく見えますが、積立額が増えれば差も大きくなります。同じ指数なら低コストを選ぶべきです。

Q3. 一度選んだファンドは変更しない方がいいですか?

つみたて枠は途中で積立設定を変更できます。ただし頻繁に変えるメリットは少ないです。私は一度変更を考えましたが、結局そのまま続けています。変更するなら「より低コストの商品が出た」など明確な理由がある場合だけで十分です。

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📌 まとめ

新NISA つみたて枠で何を買うか迷ったら、全世界株式かS&P500の低コストインデックスファンドから選びましょう。信託報酬0.2%以下、純資産1,000億円以上を目安に絞れば、候補は数本に絞れます。最後は「暴落時にどちらなら続けられるか」という自分の感情で決めて大丈夫です。

完璧な選択を目指すより、早く始めて続けることの方がずっと大切です。

なお、新NISAの全体像や成長投資枠との使い分けについては、別の記事で詳しくまとめています。制度全体を理解したい方は、そちらも参考にしてみてください。

投資は自己責任で行い、必ずご自身で商品内容を確認の上で判断してください。


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