投資信託の選び方が分からなくて、検索したら6,000本以上あると知って途方に暮れていませんか。
私も投資を始めたとき、ネット証券のサイトで膨大な銘柄リストを見て「どれが自分に合うのか全く分からない」と頭を抱えました。ランキング1位を買ってみたら、あとから信託報酬が高いと気づいて後悔したこともあります。
この記事では、投資信託の選び方を初心者向けに解説します。私が6年間の投資で実際に使っている「信託報酬・指数・純資産額」の3つの基準だけで絞り込む方法をお伝えします。
結論:投資信託の選び方は3つの基準だけで9割決まる
- 信託報酬が年0.2%以下の低コスト商品に絞る
- 指数(インデックス)が明確で、自分が納得できる市場に投資する商品を選ぶ
- 純資産額が100億円以上あり、安定して運用されている商品を選ぶ
この3つをクリアした投資信託の中から、自分の投資スタイルに合うものを選べば失敗はほぼありません。
投資信託の選び方で初心者が迷う理由
投資信託の選び方が難しいのは、判断材料が多すぎるからです。
証券会社のサイトで投資信託を検索すると、リターン、純資産額、騰落率、シャープレシオ、トータルリターン、信託報酬、分配金など10個以上の数字が並びます。専門用語だらけで、どれを優先すればいいのか分かりません。
初心者向けの解説記事を読んでも「長期で分散投資」「自分のリスク許容度を」といった抽象的なアドバイスばかり。具体的にどの商品を選べばいいかまでは分かりにくいものです。
私も最初は「過去のリターンが高い商品が良いはず」と思って選んでいました。でも、過去の成績が良くても、信託報酬が高い商品を選んでしまい、長期では不利になると後から知ったんです。
投資信託の選び方で初心者が見るべき3つの基準
私が実際に使っている投資信託の選び方は、次の3つの基準だけです。
1. 信託報酬が年0.2%以下
信託報酬は、投資信託を保有している間ずっとかかるコストです。運用会社や販売会社への手数料として、純資産から自動的に差し引かれます。
投資信託の選び方で初心者が注意すべきは「過去のリターンより信託報酬が重要」という点です。
例えば、同じ指数に連動する投資信託が2つあったとします。
- A商品:信託報酬 年0.09%
- B商品:信託報酬 年0.5%
100万円を20年間投資した場合、A商品なら約1.8万円、B商品なら約9.5万円のコストがかかります(年率5%で運用できたと仮定)。
同じ指数に投資しているのに、信託報酬の差だけで最終的な手取りが7万円以上変わるんです。
私が投資信託の選び方で最優先しているのは、信託報酬が年0.2%以下の商品に絞ること。最近は年0.1%未満の超低コスト商品も増えているので、0.2%以下という基準は厳しすぎません。
2. 指数(インデックス)が明確
投資信託の選び方で初心者が次に見るべきは、何に投資するかです。
投資信託には大きく分けて2種類あります。
- インデックス型:特定の指数(日経平均、S&P500など)に連動するよう運用
- アクティブ型:ファンドマネージャーが独自の判断で銘柄を選び、指数を上回る成績を目指す
初心者の投資信託の選び方としては、インデックス型を選ぶことを強くおすすめします。
アクティブ型は信託報酬が高い(年1%以上が多い)うえ、長期で見るとインデックス型に勝てない商品がほとんどだからです。
私が投資信託を選ぶときは、次のような指数に連動する商品を選んでいます。
- S&P500:米国の主要500社に投資
- 全世界株式(オール・カントリー):先進国・新興国含む世界中の株式に投資
- 先進国株式:日本を除く先進国の株式に投資
指数が明確なら、何に投資しているかが一目で分かります。自分が「米国経済の成長に賭けたい」「世界全体に分散したい」と思える指数を選べば、納得して長く持ち続けられるはずです。
3. 純資産額が100億円以上
投資信託の選び方で初心者が見落としがちなのが、純資産額です。
純資産額は、その投資信託に集まっている資金の総額。純資産額が大きいほど、安定して運用されており、突然償還(運用終了)されるリスクが低くなります。
私の投資信託の選び方では、純資産額が100億円以上ある商品に絞っています。
純資産額が小さい商品は、次のようなリスクがあります。
- 繰り上げ償還のリスク:運用資金が集まらないと、運用会社が商品を終了させることがある
- 売買コストの上昇:資金が少ないと、指数との誤差(トラッキングエラー)が大きくなりやすい
純資産額は証券会社のサイトで簡単に確認できます。人気のある商品なら、純資産額が1,000億円を超えていることも珍しくありません。
投資信託の選び方を実践:3つの基準で絞り込む手順
投資信託の選び方を具体的な手順で説明します。
ステップ1:証券会社のサイトで検索条件を設定
ネット証券(楽天証券、SBI証券など)のサイトにログインし、投資信託の検索画面を開きます。
検索条件を次のように設定します。
- 信託報酬:年0.2%以下
- 投資対象:株式、インデックス型
- 純資産額:100億円以上
これだけで、6,000本以上あった選択肢が数十本まで絞り込めます。
ステップ2:指数(インデックス)で候補を選ぶ
絞り込まれた投資信託の中から、自分が投資したい指数を選びます。
代表的な指数と、それぞれに連動する投資信託の特徴は次のとおりです。
| 指数 | 投資対象 | こんな人向け |
|---|---|---|
| S&P500 | 米国主要500社 | 米国経済の成長に期待したい |
| 全世界株式 | 世界中の株式 | 1つで分散を完結させたい |
| 先進国株式 | 日本を除く先進国 | 新興国リスクを避けたい |
| 日経平均・TOPIX | 日本株 | 日本企業を応援したい |
私は米国株の成長に期待しているので、S&P500に連動する投資信託を中心に選んでいます。
ステップ3:同じ指数なら信託報酬が最安の商品を選ぶ
同じ指数に連動する投資信託が複数ある場合は、信託報酬が最も安い商品を選びます。
例えば、S&P500に連動する投資信託は複数の運用会社が出しています。どれも同じ指数に連動するので、パフォーマンスはほぼ同じ。それなら、信託報酬が安いほうが有利です。
私が実際に選んだ投資信託も、同じ指数の中で信託報酬が最安クラスの商品です。
私の実体験:投資信託の選び方で失敗したこと
私が投資を始めた頃、投資信託の選び方を間違えて失敗しました。
最初は「過去のリターンが高い商品が良い」と思い、ランキング上位のアクティブ型投資信託を買ったんです。信託報酬が年1.5%以上あることに気づかず、1年後に計算してみたら「インデックス型より手数料だけで年間1万円以上多く払っている」と分かりました。
しかも、その商品は一時的に成績が良かっただけで、私が買った後はインデックス型より成績が悪くなりました。
この失敗から、投資信託の選び方で優先すべきは「過去のリターンより、信託報酬の低さ」だと学びました。
今は信託報酬が年0.1%未満のインデックス型投資信託だけに絞っています。どの商品も指数にしっかり連動していて、余計なコストを払う心配がありません。
投資信託の選び方を見直してから、私は6年間で総資産を1,307万円から2,908万円まで増やせました(2023年11月〜2024年9月時点)。途中で2024年8月に約222万円、2025年3〜4月に約456万円の下落を経験しましたが、低コストのインデックス型を持ち続けたおかげで、市場が回復したときにしっかり資産も戻りました。
ここまで読んで「自分も始めてみようかな」と思った方へ。私も最初は口座を作るところで数か月止まっていましたが、口座開設だけなら無料で、作ってから実際に買うかどうかをゆっくり考えられます。日本株と米国株を1つのアプリで扱える DMM 株 は、米国株が1株から買えるので少額で試したい人には現実的な選択肢でした。まずは口座を用意しておくだけでも、次に相場が動いたときに動けます。なお、株式投資は元本保証ではなく、価格変動により損失が生じる可能性があります。投資は自己責任のもとご判断ください。
投資信託の選び方で初心者がやりがちな3つの失敗
投資信託の選び方で、初心者がよくやる失敗を3つ紹介します。
1. 過去のリターンだけで選ぶ
過去のリターンが高い投資信託は、たまたまその期間に成績が良かっただけかもしれません。
過去のリターンは将来の成績を保証しません。むしろ、過去の成績が良い商品ほど、信託報酬が高いアクティブ型が多い傾向があります。
投資信託の選び方では、過去のリターンより「信託報酬の低さ」を優先してください。
2. 分配金が出る商品を選ぶ
「毎月分配金がもらえる投資信託」は、初心者には魅力的に見えます。
でも、分配金は自分の投資元本や運用益から払い出されるだけ。しかも、分配金を受け取るたびに税金がかかるので、長期の資産形成には不利です。
投資信託の選び方では、分配金を出さない「再投資型」を選ぶことをおすすめします。運用益が自動的に再投資されるので、複利効果が得られます。
3. 商品名の響きで選ぶ
「AI」「5G」「グリーンエネルギー」といったテーマ型投資信託は、名前が魅力的です。
でも、テーマ型は信託報酬が高く、流行が終わると成績が落ちることが多いんです。
投資信託の選び方では、流行のテーマより「長期で成長が期待できる広い市場(全世界株式、S&P500など)」に投資する商品を選んでください。
よくある質問
Q1. 投資信託はいくつ買えばいいですか?
初心者の投資信託の選び方では、1〜3本で十分です。
全世界株式に投資する投資信託を1本持てば、それだけで世界中の株式に分散投資できます。わざわざ何本も買う必要はありません。
私は成長投資枠でS&P500、つみたて投資枠で全世界株式を中心に買っていますが、合計でも数本だけです。
Q2. 新NISAで投資信託を買う場合も同じ選び方でいいですか?
はい、新NISAでも同じ選び方で大丈夫です。
新NISAのつみたて投資枠で買える投資信託は、金融庁の基準をクリアした低コスト商品だけ。その中から信託報酬が最安クラスの商品を選べば間違いありません。
成長投資枠でも、信託報酬・指数・純資産額の3つの基準で選んでください。
Q3. 信託報酬以外にかかる手数料はありますか?
投資信託には、購入時手数料と信託財産留保額という手数料もあります。
ただし、ネット証券で投資信託を買う場合、購入時手数料は無料(ノーロード)の商品がほとんどです。信託財産留保額も、インデックス型なら無料の商品が多いです。
投資信託の選び方では、信託報酬だけチェックすれば、他の手数料で大きく損することはありません。
まとめ
- 投資信託の選び方は「信託報酬・指数・純資産額」の3つで9割決まる
- 信託報酬が年0.2%以下、純資産額100億円以上のインデックス型を選ぶ
- 過去のリターンや分配金の有無より、低コストを優先する
投資信託の選び方に迷ったら、この3つの基準だけで絞り込んでください。6,000本以上ある選択肢が、数十本まで減ります。その中から、自分が納得できる指数に投資する商品を選べば、長期で安心して持ち続けられます。
投資信託の選び方をもっと詳しく知りたい方は、インデックス投資の基本をまとめたガイド記事も参考にしてください。
※ 投資は自己責任で行ってください。この記事は特定の商品の売買を推奨するものではありません。
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