新NISAで投資信託を選ぶとき、**「S&P500とオルカン、どっちを買えばいいんだろう?」**と迷っていませんか?
この記事では、投資歴6年の会社員である私が実際に両方を運用してきた経験をもとに、S&P500とオルカンどっちを選ぶべきかの判断基準を解説します。結論から言うと「どちらが正解」ではなく、あなたが何を重視するかで答えが変わります。
この記事でわかること:S&P500とオルカンの違い/タイプ別の選び方/実際に運用して分かった注意点
結論:S&P500とオルカンどっちを選ぶべきか
先に答えを出しておきます。
- 米国の成長を信じる・シンプルに集中したい人 → S&P500
- 世界全体に分散してリスクを下げたい人 → オルカン(全世界株式)
- 迷うなら → 両方を半分ずつ、または最初はオルカンで様子を見る
「どちらが儲かるか」ではなく、暴落時にあなたが狼狽売りせずに持ち続けられる方を選ぶこと。これが何より大切です。私はコロナショックで約50万円の損失を確定させた経験から、この判断基準にたどり着きました。
S&P500とオルカンの基礎知識
まず前提を整理しておきましょう。
S&P500とは
米国の代表的な500社(Apple、Microsoft、Amazon、Tesla など)に投資する指数です。米国株式市場全体の約80%をカバーしています。
- 投資対象:米国のみ(1か国集中)
- 代表的な投資信託:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など
- 特徴:過去の成長率が高い、米国経済に集中投資
オルカン(全世界株式)とは
「オールカントリー」の略で、日本を含む先進国・新興国あわせて約50か国、3,000銘柄以上に分散投資する指数です。
- 投資対象:全世界(約50か国)
- 代表的な投資信託:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)など
- 特徴:地域分散が効いている、米国比率は約60%
実はオルカンの中身の約6割は米国株なんです。つまりオルカンを買えば自動的にS&P500の主要銘柄も含まれます。
S&P500とオルカンどっちを選ぶか:3つの判断軸
私が実際に運用してきた中で、選択の基準になると感じた軸を3つ紹介します。
① 集中 vs 分散:どちらが安心できるか
S&P500の考え方:
- 過去40年間、米国株は世界で最も高いリターンを出してきた
- GAFAMなど世界的企業が米国に集中している
- 「米国経済が今後も成長し続ける」と信じられるなら有力な選択肢
オルカンの考え方:
- 米国が不調でも他国がカバーする可能性がある
- 将来どの国が成長するか分からないから全部に賭ける
- 「予測はできないから分散する」という守りの姿勢
私は2024年8月に1か月で約222万円減った経験があります。あのとき「全世界に分散していた」という事実が精神的な支えになりました。
② リターンの期待値 vs 暴落時の精神的な耐性
過去のデータではS&P500の方がリターンが高い傾向にあります。ただし、これは「過去40年間は米国が強かった」というだけ。未来を保証するものではありません。
一方、オルカンはリターンはS&P500より低めだが、値動きの激しさ(ボラティリティ)もやや抑えられる傾向があります。
ここで大事なのは、暴落時にあなたが耐えられるかどうかです。
- S&P500が30%暴落したとき「米国はこれで終わりだ」と狼狽売りしてしまうなら、オルカンの方が安心
- 逆に「全世界に分散してるのに全部下がった、意味ない」と感じるタイプなら、S&P500に集中した方が納得感がある
どちらも暴落時は下がります。あなたがどちらの下落に納得できるか、ここが判断の分かれ目です。
③ シンプルさ vs 納得感
S&P500はシンプルです。「米国の主要500社に投資している」と一言で説明できます。
オルカンは複雑です。50か国・3,000銘柄の内訳を正確に把握している人はほぼいません。ただ、「世界中に分散している」という事実が納得感につながる人もいます。
私は最初、「シンプルな方がいい」と思ってS&P500を多めに買っていました。でも暴落を経験してから、「複雑でもいいから分散したい」と考えが変わったんです。
私がS&P500とオルカンどっちを選んだか:実体験
私は現在、両方を保有しています。
- つみたて投資枠(月5万円):オルカン中心
- 成長投資枠:S&P500とオルカンを組み合わせ
- 合計の資産配分:米国株が全体の約60〜70%になるよう調整
投資を始めた当初は「米国一択でいい」と思っていました。実際、コロナショック前はS&P500だけを買っていたんです。
でも2020年3月、コロナショックで約50万円の損失を確定しました。米国株が暴落したとき、「米国が終わったら全部ダメだ」と思い込んで狼狽売りしてしまいました。
その後、冷静に考え直して「次の暴落では耐えられる体制にしよう」と決意しました。それがオルカンを組み入れる判断につながっています。
2024年8月、1か月で約222万円減ったときも、2025年3〜4月に2か月で約456万円減ったときも、今度は売りませんでした。「全世界に分散している」という事実が、精神的な支えになったからです。
2023年11月から約2年8か月で、資産は1,307万円から2,671万円(約+104%)になりました。この間、S&P500もオルカンも両方が成長に貢献しています。
どちらか一方を選ぶ必要はない。今はそう考えています。
ここまで読んで「自分も始めてみようかな」と思った方へ。私も最初は口座を作るところで数か月止まっていましたが、口座開設だけなら無料で、作ってから実際に買うかどうかをゆっくり考えられます。日本株と米国株を1つのアプリで扱える DMM 株 は、米国株が1株から買えるので少額で試したい人には現実的な選択肢でした。まずは口座を用意しておくだけでも、次に相場が動いたときに動けます。なお、株式投資は元本保証ではなく、価格変動により損失が生じる可能性があります。投資は自己責任のもとご判断ください。
S&P500とオルカンどっちを選ぶか:タイプ別の結論
実際に両方を運用してきた経験から、こんな基準で選ぶといいと思います。
こんな人はS&P500
- 米国経済の成長を信じている
- シンプルに「米国株に集中投資」と割り切れる
- 過去のリターン実績を重視したい
- 暴落しても「米国は復活する」と信じて待てる
こんな人はオルカン
- 将来どの国が成長するか分からないと感じる
- 「分散している」という安心感が欲しい
- 米国だけに集中するのは怖い
- 暴落時の精神的な負担を減らしたい
迷うならこうする
- 最初はオルカンで始めて、慣れてから判断する
- 両方を半分ずつ買って、自分の感情を観察する
- つみたて投資枠はオルカン、成長投資枠はS&P500、など使い分ける
私は「両方持つ」ことで、暴落時に「少なくとも分散はしている」と思えるようになりました。これは人によって答えが違うので、あなたが納得できる方を選んでください。
S&P500とオルカンを選ぶときの注意点3つ
① 過去のリターンは未来を保証しない
「S&P500は過去40年で年平均10%成長した」というデータはよく引用されます。でもこれはあくまで過去の結果です。
今後40年も同じように米国が成長し続けるかは誰にも分かりません。オルカンも同じ。過去のデータは参考にしつつ、「未来は予測できない」前提で選びましょう。
② どちらを選んでも暴落時は下がる
「オルカンは分散しているから安全」と誤解している人がいますが、世界同時株安では全部下がります。
実際、2024年8月の急落では、私のオルカンもS&P500も両方とも大きく下がりました。分散の効果は「どれかが上がればカバーできる」という長期的な話であって、短期的な暴落は避けられません。
③ 手数料(信託報酬)はほぼ同じ
eMAXIS Slimシリーズなら、S&P500もオルカンも信託報酬は年0.1%未満でほぼ差がありません。手数料で選ぶ必要はないので、純粋に「米国集中 or 全世界分散」で判断してください。
❓ よくある質問
Q1. S&P500とオルカン、どっちが儲かりますか?
過去のデータではS&P500の方がリターンが高い傾向にありますが、未来は誰にも分かりません。「どちらが儲かるか」ではなく、暴落時にあなたが持ち続けられる方を選ぶことが大切です。狼狽売りしてしまったら、どちらを選んでも意味がありません。
Q2. 両方買うのはアリですか?
アリです。私も両方を保有しています。ただしオルカンの中身の約60%は米国株なので、S&P500とオルカンを半分ずつ買うと、**実質的に米国比率が約80%**になります。分散効果を期待するなら、この点を理解した上で配分を決めてください。
Q3. 途中で変更してもいいですか?
もちろんです。ただし一度買った分を売る必要はありません。積立設定を変更するだけで十分です。私も最初はS&P500中心でしたが、暴落を経験してオルカンの比率を増やしました。投資方針は経験とともに変わっていいものです。
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📌 まとめ
- S&P500とオルカンどっちを選ぶかは、米国集中か全世界分散か、あなたの価値観で決まる
- 過去のリターンより、暴落時に持ち続けられるかを基準に選ぶ
- 迷うなら両方を持つ、または最初はオルカンで様子を見るのもあり
私は投資歴6年で、コロナショックでの狼狽売りや2024年8月の222万円減、2025年3〜4月の456万円減を経験してきました。その中で学んだのは、「どちらを選ぶか」より**「選んだ後に信じて持ち続けられるか」**が大事だということです。
あなたが納得できる方を選んで、長く続けてください。
※ 投資は自己責任で行い、余裕資金の範囲内で判断してください。
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