「投資を始めたいけど、いくら手元に現金を残せばいいの?」——この疑問は、投資初心者が最初に直面する重要な問いです。30代IT系会社員の筆者が、失敗経験を踏まえて解説します。
緊急予備費(生活防衛資金)とは?
緊急予備費とは、急な出費や収入減に備えるために確保しておく現金のことです。「生活防衛資金」とも呼ばれます。
これは投資資金とは別に、必ず現金で準備しておくべきものです。
緊急予備費の目安:生活費の何ヶ月分?
| 状況 | 目安 |
|---|---|
| 会社員(安定雇用) | 生活費の3〜6ヶ月分 |
| 会社員(不安定・契約社員等) | 生活費の6〜12ヶ月分 |
| フリーランス・自営業 | 生活費の12〜24ヶ月分 |
| 子育て世帯 | 上記に加えて教育費の急な支出分も考慮 |
筆者(会社員・30代・共働き)は生活費6ヶ月分を緊急予備費として別口座に確保しています。
緊急予備費を持たないとどうなるか
緊急予備費なしで投資を始めると、以下のリスクがあります。
- 急な出費で株を売却せざるを得なくなる:下落時に売ると損失確定
- 相場暴落時に狼狽売りしやすくなる:「現金が足りない」焦りで判断が歪む
- 投資を継続できなくなる:積み立てを止めることで機会損失
筆者の知人は緊急予備費なしで全額投資していたところ、コロナショック直後にリストラに遭い、最安値付近で株を売らざるを得ませんでした。これが最も避けるべき状況です。
緊急予備費の置き場所
緊急予備費は「すぐに引き出せる」かつ「元本割れしない」場所に置くことが大原則です。
- 普通預金:最もシンプル。ただし金利はほぼゼロ
- 高金利ネット銀行:auじぶん銀行・住信SBIネット銀行等(年0.2〜0.3%程度)
- 個人向け国債(変動10年):最低金利0.05%保証。ただし1年間は換金不可
投資信託・株式は価格変動があるため、緊急予備費として適していません。
緊急予備費が確保できたら投資を始めよう
緊急予備費を別口座に確保できたら、余剰資金を投資に回す準備が整います。順番は必ず「緊急予備費→投資」です。
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