積立投資を始めたけれど、暴落が来たらどう対処すればいいのか不安ですよね。
私も2020年のコロナショックで50万円の損失を確定させた経験があります。あのとき「底を予測して買い増そう」と待ち続け、結局耐えられず売ってしまいました。
でもその失敗があったからこそ、今は暴落が来ても積立投資を続けられる仕組みを作れました。実際に2024年8月には1か月で222万円減りましたが、慌てて売らずに済んだんです。
この記事では、積立投資で暴落に対処するための具体的な方法を、私の失敗体験と現在の仕組みを交えてお伝えします。
結論:暴落対処は「予測」より「続ける仕組み」
積立投資で暴落に対処するために必要なのは、次の3つです。
- 自動積立で意思決定を減らす(底を予測しようとしない)
- 生活防衛資金を確保して精神的余裕を作る(売らなくても生活できる状態)
- 見る頻度を減らして感情的な判断を防ぐ(週1回以下に)
「暴落時にどう動くか」ではなく「暴落時に何もしなくて済む状態」を事前に作ることが、積立投資を続ける鍵です。
積立投資と暴落の基礎知識
積立投資の暴落は「いつ来るか」ではなく「必ず来る」
積立投資を続けていれば、暴落は避けられません。過去20年を見ても、リーマンショック(2008年)、コロナショック(2020年)、金融引き締めによる調整(2022年)など、数年おきに大きな下落が来ています。
「暴落を避ける方法」を探すより、「暴落が来ても続けられる準備」をしておく方がずっと現実的です。
暴落時に多くの人がやってしまう失敗
暴落が来ると、多くの人は次のような行動を取ってしまいます。
- 底を予測して待つ(「もっと下がるかも」と積立を止める)
- 慌てて売る(「これ以上減るのが怖い」と損失を確定)
- ニュースを見すぎる(不安が増幅して冷静な判断ができなくなる)
私自身、コロナショックでこの3つ全部やって、50万円の損失を確定させました。
積立投資で暴落に強い理由
積立投資は、暴落時も定額で買い続けることで、価格が安いときに多く買える仕組みです(ドルコスト平均法)。
たとえば毎月3万円積立している場合、価格が半分になれば同じ3万円で2倍の口数が買えます。結果として、回復局面で利益が出やすくなる仕組みです。
ただしこれは「暴落時も続けた場合」の話。止めてしまったり売ってしまったら、この効果は得られません。
積立投資で暴落に対処する3つの仕組み
私がコロナショックの失敗から作った、暴落時も続けられる仕組みを紹介します。
① 自動積立で「判断する機会」を減らす
暴落時に一番危険なのは「今月はどうしようか」と毎回判断することです。
私は証券口座への自動入金と積立設定を組み合わせて、自分が何もしなくても毎月約7万円が積み立てられる状態にしました。
設定している自動化
- 給与振込口座→証券口座へ毎月自動入金(SBI証券の自動入金サービス)
- 証券口座で毎月自動積立(NISA枠と特定口座)
- 企業型DCも給与天引きで自動拠出
暴落が来ても「今月は積立を止めようか」と考える余地がないので、勝手に買い続けてくれます。
実際に2025年3〜4月の2か月で約456万円減ったときも、積立は自動で続いていました。その分、回復局面で利益が大きくなりました。
② 生活防衛資金を確保して「売らなくていい」状態を作る
暴落時に売ってしまう最大の理由は「このまま下がり続けたら生活できなくなる」という恐怖です。
私は一度、現金比率を105万円まで下げてしまい、家電の故障と冠婚葬祭が重なったときに本気で焦った経験があります。「投資に回しすぎた」と反省し、今は生活費6か月分は現金で確保するようにしました。
生活防衛資金の目安
- 会社員:生活費の6か月分
- フリーランス:生活費の1年分
- 家族がいる場合:上記+医療費・教育費の予備
この現金があれば、暴落が来ても「今すぐ売らないと生活できない」という状況にはなりません。精神的な余裕が、冷静な判断を支えてくれます。
③ 見る頻度を減らして感情的な判断を防ぐ
暴落時に証券口座を毎日見ると、減っていく数字に耐えられなくなります。
私は以前、毎日資産額をチェックしていました。でもコロナショックのとき、毎日10万円単位で減る画面を見続けて、精神的に追い詰められた経験があります。
今は週に1回、日曜の夜だけ見るようにしました。それ以外は意識的に開きません。
2024年8月に1か月で222万円減ったときも、週1回しか見ていなかったので「あ、減ってるな」程度で済みました。毎日見ていたら「今日も10万減った、明日も減るかも」と不安が増幅していたはずです。
記録のために月1回スプレッドシートに数字を入力していますが、これも感情を切り離す効果があります。
私の実体験:コロナショックの失敗と今の暴落対処
2020年コロナショック:50万円の損切り
2020年3月、市場が急落したとき、私は「底で買い増したい」と思って様子を見ていました。
でも底がどこかなんて分からず、「明日はもっと下がるかも」と待ち続けました。そのうち含み損が膨らんで、「このまま持っていたらゼロになるかも」という恐怖に耐えられなくなり、売却しました。
確定損失:約50万円
その後、市場は急回復しました。私が売った価格より高い水準に戻り、「あのとき売らなければ」と何度も後悔しました。
この経験から学んだのは、「底を予測しようとすると必ず外す」 ということです。
2024年8月:222万円減でも続けられた
コロナショックの失敗から、上で書いた「自動化」「生活防衛資金」「見る頻度を減らす」の仕組みを作りました。
2024年8月、1か月で約222万円減る暴落がありました。
でも今回は慌てませんでした。
- 自動積立は勝手に続いている
- 生活防衛資金があるから売る必要がない
- 週1回しか見ていないから、日々の変動に振り回されない
この仕組みのおかげで、感情的にならず、積立を続けられました。結果として、その後の回復局面で利益を得られました。
2025年3〜4月:456万円減の教訓
2025年3〜4月の2か月で約456万円減ったときも、同じ仕組みで乗り切りました。
ただしこのとき気づいたのは、減る金額が大きくなると、心の負担も大きくなる ということです。
資産が増えるにつれて、暴落時の減少額も大きくなります。「456万円減った」は、以前の「50万円減った」より数字は大きいですが、割合としては同じくらいでした。
ここで大事なのは「金額」ではなく「割合」で見ること。総資産の15〜20%減る調整は、積立投資では普通に起こります。
私は今、総資産約2,908万円ですが、次の暴落では500万円以上減る可能性もあります。でも仕組みがあれば、その数字にも耐えられると信じています。
ここまで書いてきたことは、あくまで私一人の判断です。正直「これで合ってるのかな」と迷った時期が長くありました。自分の状況に当てはめて誰かに整理してもらいたいなら、お金の専門家(FP)に無料で相談できる FPカフェ という選択肢もあります。何度相談しても無料で、事前に相談員のプロフィールを見て「強引な勧誘をしない人か」を確認してから選べるのは安心材料でした。まずは話を聞いてみるだけでも、自分の考えが整理されます。なお、相談内容の実行は自己判断・自己責任でお願いします。
積立投資の暴落対処でよくある失敗
失敗① 暴落時に積立を止めてしまう
「もっと下がるかもしれない」と積立を止めると、安く買えるチャンスを逃します。
私もコロナショックのとき、積立を止めて様子を見ていました。でも結局、底を当てることはできず、高値で買い直すことになりました。
暴落時こそ積立を続けることが、長期で見たときの利益につながります。
失敗② ニュースを見すぎて不安を増幅させる
暴落時は連日「市場が暴落」「経済危機」といったニュースが流れます。
これを毎日見ていると、冷静な判断ができなくなります。私もコロナショックのとき、経済ニュースを1日中チェックして、不安で眠れない日がありました。
積立投資は10年、20年の長期戦です。今日のニュースで方針を変える必要はありません。
失敗③ 余剰資金以外を投資に回してしまう
生活費や近い将来使う予定のお金まで投資に回すと、暴落時に売らざるを得なくなります。
私が現金比率を105万円まで下げたとき、急な出費が重なって「投資を解約しないと払えない」という状況になりかけました。
積立投資は余剰資金で、生活防衛資金を確保した上で行うのが原則です。
❓ よくある質問
Q1. 暴落が来たら積立額を増やすべき?
A. 生活に無理のない範囲なら増やしてもいいですが、無理は禁物です。暴落がいつまで続くか分からないので、増額した金額を長期で続けられるか考えてください。私は自動積立の金額を固定していて、暴落時も変えません。感情で金額を変えると、判断ミスのリスクが増えるからです。
Q2. 暴落時に一括で買い増すのはあり?
A. 余剰資金があるなら選択肢の一つですが、「ここが底」と判断するのは非常に難しいです。私はコロナショックで底を予測しようとして失敗しました。買い増すなら、一括ではなく数回に分けて積立額を増やす方が、リスクを分散できます。
Q3. 暴落が怖くて積立投資を始められない場合は?
A. まず少額から始めて、暴落を経験してみることをおすすめします。月1万円でも、下落局面で「自分がどう感じるか」を知ることができます。私も最初は月2万円から始めました。経験を積むうちに、暴落への耐性がついていきます。
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📌 まとめ
積立投資で暴落に対処するには、予測ではなく「続ける仕組み」が必要です。自動積立、生活防衛資金、見る頻度を減らすこの3つで、暴落時も感情的にならずに済みます。私は50万円の損切りから学び、今は222万円減った月も続けられる状態を作れました。
投資マインド全般については「投資マインド 基本ガイド」も参考にしてください。
※ 投資は自己責任で行い、ご自身の判断でお願いします。
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